明日の風を変えていけ〜兄妹母の育児日記~

5歳兄と3歳妹を育てる主婦の日々。兄は自閉症(アスペルガー症候群)診断済。

息子、集団のスポーツの習い事をやめることに。自閉症児には早かったか‥

こんにちは。高機能自閉症(ASD、アスペルガー症候群)の4歳息子の母、しずくです。

 

息子氏、夏前から通っていた習い事を一度退会することにしました!

スポーツマンのイラスト

自閉症児には集団競技よりも個人競技が向いている?

元々、「自閉症の人は人とのコミュニケーションが苦手なため、スポーツなどは集団競技より個人競技の方が向いている」と言われているようで、

私も息子には空手や剣道、合気道などの武道を習わせたいな~と思っていました。

色々なスポーツの基礎を経験できる習い事は魅力だったのでものは試しと入会

しかし、年少から通えて色々なスポーツを経験させてくれる習い事を見つけて見学に行ったところ、集団ではあっても先生の数が多く、少人数ごとにグループ分けをして指導してくれていることもあり、

幼少期からいろんなスポーツを知識として吸収して、いろんな筋肉の使い方もやってみられるのいいな~、何か身になることがあればいいな、と入会を決めました。

 

約半年様子を見て、、、

そのスポーツ教室は年齢別にクラス分けされていて、息子は年少さんと年中さんだけのクラス。

始めてみると、周りのお友達はみんなきちんと集まって先生の指示通りに動いている中、先生の指示を無視して走り回っちゃう息子。。

 

むしろ息子以外は年少児もみんなきちんと並んで自分の順番を待ち、お友達の順番もしっかり見守れていることにびっくりしました。

息子はというと自分が走り回って逃亡するだけでは飽き足らず、お友達の順番の時に進行方向に躍り出て道具を動かしちゃったり道を塞いで立ちはだかっちゃったり・・・(´;ω;`)

 

補佐の先生が入ってくれたり色々な声かけをしたりして先生方も頑張ってくださっていたんですが、息子の行動が改善することは数か月経ってもありませんでした。

 

息子の自己肯定感保護&誤学習回避のため一度退会することを決意

息子は充分頑張っていた

私も最初の頃は「先生のお話ききなさい!」とか「走らない!」とかって叱ったり、

レッスンが始まる前に落ち着いた状態でゆっくり言い聞かせたり、

「先生のいうことしっかりきけて頑張れたら終わったあとドーナッツ食べようね」

とご褒美で釣ったりして「ちゃんと」参加させようとしたんですが、、

 

そのうち息子自身も

「本当はちゃんとしたいのについ体が動いて遊んでしまう」

「自分をコントロールできない」ということに苦痛を感じ始めたようで、

 

「がんばれないからごほうびいらない・・」とえぐつきながら言ってきたりして、

かわいそうになってしまいました。

このままでは息子が「がんばれないダメな自分」となって自己肯定感が傷ついていってしまう。

 

そこまでくると、「頑張りなさい」と言ってきたけど「頑張る」とは‥?

という疑問が自分の中で生まれ始め、

「先生の話をきいて途中でふざけたりせず最後まで指示を聴き続ける」は

「頑張る」ではなく「自制に成功する」であって、

頑張りたい気持ちがあってガマンしようとするのについ体が動いてしまって悔しい思いをしている息子は充分頑張っているじゃないか、と思いました。

 

そこからは、叱ることはやめて遊んじゃおうが遊ぶまいがレッスン後は楽しくドーナツタイムを設けることにしました。

習い事の先生にも相談

そして、スポーツ教室の先生にも相談すると、対策を考えて指導を続けてくれるとのこと。

親は基本的に口を出さず、先生方に任せるという方針に決まりました。

 

するとよりリラックスしてふざけ始めました(笑)

まあそうなるよね‥

発達相談で相談すると「誤学習」が気になるとのご意見

息子がリラックスして参加できるようになったのは良いんですが、やはり指示はぜーんぜんきかず好き勝手やっています。

先生達も叱るのではなく優しく誘導する方針で、私もその方針が好きでこの教室を選んだのですが、いかんせん息子が全然従う気を見せない。

 

どうもヤツは「誰かに指図される」ことを嫌うタイプ。

 

そこで3歳の頃からお世話になっている発達相談の相談員の方に相談すると、

「その習い事を続ける目的が何なのか、によると思いますね。楽しく通えれば良しとするのか‥話をきいていると『指示をきかなくても怒られない』という誤学習をしてしまっているように思えるのでそこをどうするか‥」

「指示をきかなくても走り回って楽しくやっているならそこで体力づくりに繋がるので良しとするか、集団での指示をきく訓練をしたいならちょっと違うと考えるか、どうしたいかですね」

と大変冷静でごもっともなご意見をいただき、

「そうだよね。。。。。」

とそれから1,2ヶ月様子を見て改善が見られないようなら退会しようと決意しました。

 

そして1ヶ月。

最初に比べると指示をきいてその場にとどまれる時間が随分長くなり、成長したなあ!

と感じる部分も多々ありましたが、それでもまだまだうまくいかない部分も多く、

やはり上述の自己肯定感の保護と誤学習の回避のため、一旦退会することを決めました。

 

もう少し心が成長したら再開も考える

一旦退会はしますが、最初の頃より指示をきくことができるようになってきた事も事実なので、あと1,2年、または小学校入学くらいになれば意外とスンナリ参加できるようになるかもしれません。

そうなれば、再度入りなおしてもいいな、と考えています。

 

今は無理に続けるよりも、療育の少人数プログラムやSSTなどで訓練し、たくさん褒めてもらって「指示を聴くのが当たり前」という常識を彼の中で育てることに専念したいと思います。

療育の少人数などでは本当によく指示をきいてとてもお利口にできているので‥

とりあえず誤学習を排除し彼に合った環境で純粋培養していく作戦‥

療育の先生たちにサポートしてもらって自己肯定感高めながら少しずつ自分のコントロールもできるようになっていってもらって‥

すっかりいい感じに仕上がったところで再度社会へ投入する・・・

 

うまくいくといいなあ。

さいごに

色々と悩みましたが、スポーツの習い事についてはこのように考えて決めました。

そろばんは継続です(笑)

ピアノはどうしようかな。

実はそろばんとピアノは、自閉症児の特性として言われている苦手の1つである「巧緻性」(手指の器用さ)を早い段階から鍛えたいという狙いもあるんですよね。

 

そろばんはうまくいっていて、人差し指と親指を上手に使って小さい玉をぱちぱちやっています。

ピアノについては今は鍵盤バンバン叩くくらいしかやっていなくて来年4月から進級して弾き始めるらしい‥‥

 

どうしようかなあ~~~~~~。

 

→その後やめ方を工夫して良い形で卒業できた記事はこちら

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _"m)

ではまた(^^)/

 

 

療育の記録 その5 B施設での集団療育。悪影響の方が強そうと判断し、解約へ。

こんにちは。ASD(自閉症)の4歳息子と発達は謎の2歳娘を育てているMADSUNです。

 

今回は体験→契約をしたにも関らず実際に始めてみるとやっぱり息子には合わないな、と1度で解約してしまった施設について。

その時はまだ3歳でした。

通っている施設の体験~の記録はこちら→療育記録 カテゴリーの記事一覧 

 

個別体験はとても感触がよかった

施設Bを選んだ理由

現在通っている施設をAとして、こちらはBとします。

実は施設を探している時に最初に見学に行ったのがこちらの施設でした。

 

家から一番近く、すぐそばに消防署があるので消防車や救急車を見ながら通うこともでき、場所が良い。

 

本人に合わせたオーダーメイド療育で、半年ごとに支援計画を作ってくれます(これは施設Aもその他もほとんど同じ)。

毎回療育の後に15分ほど時間をとってしっかりフィードバックもしてくれるとのこと。

 

自治体の発達相談員の方に、訓練を受けるなら

・ソーシャルスキル

・小集団

が良いだろうとのアドバイスをいただいていたので、個別療育よりも集団療育を行っている施設を探していたのですが、、、

息子がASD診断を受け、療育施設を探そうと決めた時の記事はこちら

 

体験は個別のみとのこと。

相手のお友達がいるのでまあ当然ですよね‥普通の学習塾とからならまだしも色々と配慮が必要な子こそ通うところですからね。

 

体験は個別のみでも、施設や先生の雰囲気指導方法がわかるなら、と個別でも体験をお願いしました。

集団に加えて個別もお願いすることになるかもしれないしね。

 

体験の内容

事前に息子のようすや何に困っているかの聞き取りがあり、先生がプログラムを組んでくれていました。

 

ホワイトボードに行う予定のものの写真カードを上から順にマグネットで貼っておき、

1つ終わるごとにカードを剥がしていくスタイル。

視覚的にわかりやすくてとても良いなと思いました。

 

やったことは、ブロック遊び、絵本の読み聞かせなど。

ブロックを先生や写真の通りに組んでみるということもやっていました。

 

やりとりスキルや息子の発達テストで低く出ていた「真似をして同じものを作る」の訓練も入っていて、事前に聞き取った内容をきちんと反映して考えてくれているなと感じました。

 

息子も楽しそうで好感触。

 

個別は空きがなく、体験なしで集団療育での契約に

体験の内容に充分満足したので、集団療育はどういう感じですか?ときいたところ、

ちょうど息子と同じ年少と年中の子対象で、運動が大好きな男の子が何人かいるとのこと。

最初たっぷり運動遊びをして、最後に製作をするらしく、まさに本人も好きそうな内容。

担当の先生もしっかりした感じで息子もすぐ懐いていたし、集団の内容も楽しそうだし、これなら!と思って契約することにしました。

 

ただ、「お友達との相性もあると思うので、実際通ってみて様子をみたいと思います・・」と付け加えるのは忘れませんでした。

 

いざ初回の集団療育を見て‥

そしていざ施設B初の集団療育。実は前日に施設Aの初集団がありました。

施設Aの初集団はこちら施設Aでの集団療育を受けて、集団でしかできない訓練もあるし多少の心配は気にしないべきか?と思っていましたが、、、

 

この日は息子含めて5人ときいていたけれど1人休んだようで4人。

そのうち1人が暴言と乱暴な態度を繰り返し、1人が途中からだだこね絶叫を続け、そこまで広くもない部屋で近距離からそれを浴び続けるのはASDの息子にとってはヤバイのではと思いました。

先生方は発狂中の子を離して落ち着かせる、、なども無く、その場で声をかけるだけ・・・

少し離して1人で落ち着かせてあげた方がその子にとってもいいんじゃないの・・?と思ってしまいましたが、素人の私にはわからない何かがあるのでしょうか‥

 

見ていると息子はきちんと始まりと終わりの挨拶をできていて、先生の話もきいていました。施設Aの個別療育と幼稚園で段々身についてきたことと思います。あれ、これ訓練いらなくね・・・・・・

 

お友達が大声で暴言を吐いた時も、だだこね発狂して暴れている時も、ジッと黙って待機していました。

途中、すねて離脱し教室の隅に立ったままでいたお友達に駆け寄って隣に座り、顔を見てニコニコしてみたりしていました。息子なりのフォローのつもりでしょう。距離近いけど。

 

外からのストレスに過敏なASD息子にとっては、集団で身に着くスキルより受けるストレスによる悪影響の方が大きいんじゃないか?と感じてしまいました・・・・・。

 

そこで、教育関係にも明るい父に相談すると、

「この状態の子たちを集団にして何の効果を狙っているのか意味不明だよ 一応何かしらの狙いがあってのプログラムだろうがどんなに優れた指導者でもコントロール不能になるに決まってる、専門家の判断とは思えない」

と手厳しいご意見をいただいてしまいました💦

 

専門家から見てもそうなの・・・?

今の息子には訓練よりもストレスを避けることを優先することに

一応本人にもきいてみたら、「楽しくなかった」とのこと😂

将来的には、

色んなタイプのお友達がいる中で気持ちの状態を保ちながら対処していくことも必要には違いありませんが、

息子にはまだ早いんじゃないだろうか、というのが私の中の結論となりました。

ストレスの方が大きくなっていろんな悪影響が出そう。

お友達とうまく付き合う練習はもう少し成長してからにして、今は個別療育で先生とマンツーマンで絵本読んでもらったりパターン学習したりしているくらいが息子にとっては良いかもしれないな。

 

幸い幼稚園の先生も頼りになって、お友達とのやりとりや軽いトラブル(お互い様のやつ)は幼稚園でも経験しているし、集団の中の訓練は今はそれで充分な気がする。

 

療育のない日はヒマそうで体力余らせてる感があるから、集団をやめて個別療育を増やしてもいいかもしれない。

発達相談員の方のご意見

自治体の発達相談員の方に集団療育を勧められていたので、相談してみることにしました。

すると、

「自分も医師の先生も、療育については今すぐに何かしないと手遅れということでは全然なく、早めに動いて本人がポジティブな気持ちで楽しい中で成功体験を積めればとっても良いね、という感じなので、無理のない範囲で楽しく通えるなら良いのではないか」

「無理に通う必要は全然ないので、お母様がそう感じるなら一度契約解除かお休みをしたら良さそうですね」

とのご意見をいただきました。

 

集団をやめて個別を増やそうかな、に対しては、

「個別が楽しくて本人も疲れず元気に通えるなら増やしてみてもいいですね」

とのことでした。

 

なんか、冷静になると自分で考えていたことを改めて言い直してもらっただけのようでもあるんですが、そう言ってもらえて安心して決断することができました。

 

こうやって私もケアしてもらってるんだよなあ・・(笑)

ひきとめてもらって申し訳なかったが解約へ

決意が固まったら早い方が相手の施設への迷惑も少ないだろうと、翌営業日にすぐに連絡しました。

 

すると、「あの日はお友達も状態が良くなくて、、いつもはもう少し良いんですけど」

とか「個別もここなら空きが出たので良ければ」等々、色々考えてくださってひきとめてくださったんですが、

個別の空きの日はこちらのスケジュールと合わず、大変申し訳ないと謝りながら解約の意思を伝えました。

 

そして後日解約手続きに伺い、施設Bは終了となったのでした(;_;)

 

おわりに

療育施設を探し始める前から心配していた「一緒に療育を受けるお友達との相性」。

奇しくも最初期でぶつかってしまいました。

ただ、「発狂しちゃったら離して落ち着かせる」という方法をとらないのは何故なんでしょう?ここだけは疑問です。部屋もスペースもあるのに。

「取り乱したら一度離れる」ができれば息子も至近距離で絶叫を聞き続けないで済むし、それなりに一緒にやれると思うんだけどな。

そこはその場で乗り越えるのが訓練なんだろうか、、

 

この施設を「合わない」と判断してしまっていいものか、いまだにわからず考える時がありますが、とりあえず「今の息子には早い」という母の直感は間違っていないと信じてできることをやっていこうと思います(^^;

 

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました、ではまた(^^)/

療育の記録 その4 集団療育1回目 療育施設で初めてお友達と対面

こんにちは。MADSUNです。

3歳長男はASD(アスペルガー)診断済。

幼稚園に通いつつ週2で療育施設を利用しています。

 

療育の記録、4回目。

初めての集団療育です。

 

前回の記録はこちら

集団療育1回目。今回は本人を入れて2人で行いました

集団と言っても小集団なので、人数は2~3人が普通。

先生は2人ついてくれるので、今日はこどもと先生が同数になり、自然に1人に1人ずつ担当っぽい雰囲気になっていました。

1.あいさつ

自分の席に座って、膝に手を置き、「これから、〇〇のお勉強を始めます」

今回は見逃してしまいましたが(何気に付き添いの妹の相手が大変)、好きなものや今日やったことなど、少し雑談をしているようす。

 

お友達は息子より少し年上?な感じ。落ち着きがないタイプなのかな?という印象。

一緒に参加する子の特性や診断名などは全く説明されないので、最初のあいさつで名前がわかるくらいで情報はありません。

 

2.やくそく

拍手をしている人のイラスト

おともだちと一緒にお勉強をするにあたって、お約束の確認をします。

決まりは4つ。イラストとひらがなで表したカードをホワイトボードに貼り、

みんなで確認をします。

 

・わるくいわない ・てをあげる ・はくしゅする ・しずかにする

 

それぞれ、ゆっくりわかりやすく説明したり、どうするのが望ましいか考えることを促したりしながら確認していました。

 

3.ぼおりんぐたいかい

先生が用意した手作りのボウリングのピンを先生が並べ、

先生を含めて順番にボールを転がしてピンを倒します。

1人倒すごとに先生がピンを直してくれて、倒した本数を数えます。

 

1回目:

①おともだち1本

②息子2本

③先生ストライク(大喜び)

 

2回目は2回ずつ。

①おともだち9本、0本

②息子ストライク、5本

③先生2本、5本

 

→その後、みんなの倒した本数を全部足し、みんなで何本倒したかな!?と合計。

 

ここでお友達が発狂。全部倒せなかったのが気に入らなかった様子。

大きな声で騒ぎながらうろつき、先生がなだめます。

息子はその間黙って動かずにいて、状況が落ち着いてくると謎にその場でカッコイイポーズをしていました。

 

その後、落ち着いたお友達の顔を0距離でのぞき込み、隣にピタッと座っていました(^^; 彼なりに心配したのかな?優しくしてあげているつもりなのかもしれません。

 

4.だるまさんがころんだ

先生がルールを説明し、お友達と交代で鬼をやります。

 

まずは息子が鬼。

相手がまだ見ていないのに「だるまさんがころんだ!!」と叫ぶ息子。

先生が「まだ準備できてないから待とうね^^」とフォロー。

ルールの確認をしながら進めました。

 

1回目がおわったかな?というところでお友達が「おしっこ!」と言い、先生が1人つきそって退室したのですが、トイレに向かっている途中で「やっぱり出ない」と教室に戻り、その後また「おしっこ」と言って退室、やっぱり出ない・・を繰り返しました。

3回行ってまた・・というくらいで先生が「行くって言ってやっぱり行かないはナシだよ」「え・・」と忠告をしたりしつつ、結局本当に行くとのことで、息子はもう1人の先生と待機。

 

待機している間、先ほどのボウリング大会の結果の書かれたホワイトボードを見て、

息子「〇〇くんも9」「〇〇(自分も9」

などと、倒したピンの記録を話していました。

ひょっとしたらさっきのお友達の発狂を気にしており、彼の中で「問題ないことだった」と安心したいのかも‥しかしまだまだ私には息子の胸の内はわかりません。

 

そしてお友達が戻ってきてさあ2回戦となり、

息子はやる気マンマンでポーズ。「お願いしまーす」と元気に言っていました。

しかし、お友達は鬼をやりたくないらしく、なかなか2回戦が始まりません。

先生「オニ交代してくれる?」

息子「いーよー!」

そして再び息子の鬼となりました。

 

そして2回戦が開始、息子お友達をつかまえて抱き着く。

先生に離され、再開。お友達にタッチされ逃げられた後に、

「おおまた何歩~?」

とやり、指示されたとおりに動きましたが、お友達のところに到達するとまた抱き着く。

 

ゼロ距離で顔を覗いたり、すぐ抱き着いたり、この距離感が彼の大きな課題と感じています。

5.おえかき

ナイフとフォークとお皿があらかじめ描かれた紙に、好きな食べ物を描きました。

クレヨンやペンは1セットしか用意されておらず、お友達と使いたいものが重なったら交代で使う練習。

何を描いていたか忘れましたが、たぶんかなんかだったと思います。かわいい。

 

おわりに

今回は初めての集団療育、お相手のお友達の癇癪などもあり心配しましたが、

本人は楽しかったらしく「〇〇(自分)、〇〇(お友達)くん好きなの」「また次も一緒だったら嬉しい」なんて言っていました。

ヘェーそうなんだ‥‥それなら良かったなあ・・・・

 

集団療育はまだわからないことも多くどうなっていくのかは未知ですが、とりあえず初回はこんな感じ。

幼稚園ではクレヨン等は自分専用のものがあるし、こちらでは幼稚園とはまた違った、本人にとってプラスになる経験(お友達とのやりとり特化訓練?)が積めればいいなあと思っています。

 

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

ではまた(^^)/

 

 

療育の記録 その3 個別療育2回目 息子にはNGな絵本もあるらしい‥?

ASD(自閉症スペクトラム)息子、個別療育2回目の記録です。

 

きちんと椅子に座ります

前回はこちら

個別療育2回目の記録

1.あいさつ

「これから〇〇のおべんきょうをはじめます」

しっかり先生に続いて復唱できていました。

 

2.うんどう

椅子と机を教室の端へ動かして運動用具を並べ、準備をします。

先生「自分が座っているお椅子を両手で持って」

とわかりやすく指示、言う通りにできていました。

 

まず先生が説明し、その通りに実践。指示を理解し記憶できているかの確認&訓練です。

先生「1.トランポリンを5回とんで、2.平均台、3.グラグラボール、の順番でやるよ」

そして開始。

 

先生「トランポリン何回とぶっけ?」→「5回」正解

次は平均台→「ここがちょっと難しいかな?」

グラグラボール(グラグラするボールっぽいものの上を飛び石のように歩く)→足の幅的に難しそうと判断すると、「ボール動かしてみようか」

等々、終始声かけとサポートをしながら取り組ませてくれました。

 

3.おつかい

ラミネートしたイラストを切り抜いて作った野菜と果物のカードがたくさん用意されており、先生が教室内のいろいろな場所に配置します。(その間息子は後ろを向いて待つ)

色や特徴などのヒントを言ったものを当て、それを探して持ってきて先生に渡すという遊び。

 

1つ目。

先生「①くだものです ②色は赤い ③形は丸いです」「これはなんでしょう」

→2回言ってもらい、「リンゴ!」とわかりました。探して届けます。

2つ目。

先生「①やさいです ②色は赤い ③形は丸いです」

今度は即「トマト!!」→ササッと探して届けます。

3つ目の説明はメモり忘れてしまいましたが‥茄子でした。

ナスは、息子の手が届かない高い位置に配置されており、1人ではとることができません。さあどうする!?

 

息子「ナス、届かない」

先生「どうする?先生お願いしたら抱っこしてあげるよ?お願いしてみる?」

息子「ナス、届かないから抱っこ」

 

みたいな感じで「1人でできない時は周りの人の助けを借りる」練習も取り入れられていました。

 

4.えほん(怖かったらしい)

「へんしんマーケット」

 

そのお店でお買い物をすると、買ったものによってだんだん何かに変身してしまうという、こどもに大ウケらしい本。

 

しかし、この本の内容が息子にはショックだったらしく、車で家に帰る途中、

「おかあさん、へんしんしない?」と心配の言葉を出し始め、

家に帰って夜落ち着いた頃にも「〇〇、こわい」

と本の内容を思い出し怖がるようになってしまいました💦

このことについては後述します。

 

5.ぼたん&ゲーム

ASDの子は巧緻性(手先の器用さ)に難のある子が多いらしく、それを鍛えるプログラムと思われます。

 

ぼたんとはいいつつも、プラスチックの蓋付きケースの蓋にスリットが入れてあり、そこにギリギリのサイズのコインのようなものを指先で押し込む遊び。

 

もりもり取り組んで全部入れることができていました。

 

2列の棒が10本ずつ?並んでいる道具(木製のディッシュスタンドみたいなもの)に、両側から1本ずつ棒を選んで輪ゴムを渡してかけるという遊び。

先生「1と10にかけます」

息子「1と9がいいの」

先生「じゃあ次そうしよ?まずは1と10」

息子納得。ルール通り取り組めていました。

 

木製のディッシュスタンドのイメージがわからない人のために・・

こんな感じ。(絵に描こうと思いましたが同じ角度と長さの直線が多くて諦めました)

 

メダルつみ?バランスゲーム

ゆらゆら揺れる土台に順番にサイコロをふってメダルのようなものを積んでいくゲーム。

小声で指示を出し、静かにそーっと楽しむことを教えてくれている感じでした。

 

以上、今回も盛りだくさんで終了。

 

絵本の内容を思い出し怖がる息子。ASDの特性によるものか?

テレビや映画などでも同様のことが

絵本の内容を怖がったことについてですが、

 

3歳前後あたりから、ドラえもんなどの子ども向け番組でも

「悪者が出てくるところ」や

「のび太のママが怒るところ」などの怖いシーンを極端に嫌がり、

「見ない!見ない!」と泣くようになっており、そういう気質なのかもしれません。

のび太のママに至っては怒ってなくてもママが現れるだけで嫌がるようになってしまいました・・

いつ怒り始めるのか気が気じゃないんだろうな‥

 

ASDの特徴「自他境界の曖昧さ」が原因??

ASDの特性の中に、

「自他の境界がわからない」というのがあるみたいですが

(それが人との距離感をうまくとれない要因にもなる)、それが関係しているのかも、、

見ていると、生活の中でもちょいちょいそれを感じさせることがあります。

・妹が危ないことをしていると心配でひどく泣いて取り乱す

 お風呂の湯船から自分で出ようと登ろうとする、滑りやすいところでぴょんぴょんしちゃう、ソファーに登っちゃうなど。

「落ちるぞ!落ちるぞ!ウワアアーン」「転んじゃうからぴょんぴょんしないでー(´;ω;`)!!」という感じ。

・自分がされて嫌だったことを妹がされそうになるとやはり泣いて取り乱す

 風邪をひいてお医者で喉を診てもらった時、腫れていて痛かったらしく、その後妹も風邪をひいて診てもらった時、横で嫌だ嫌だと泣いていました。

 

テレビの中のことも、作り話とわかっていても自分がされているように感じ、耐えられない不安感や辛さがあるのかもしれません。

今は無理強いする時期ではないと判断

まあ、関係していてもしていなくても、この件に関しては、発達センターの相談員さんや療育の先生とも相談して、息子が「怖い」「見たくない」と感じるならそれを尊重してあげるのが今はいいのだろう、と考えるようにしました。

 

ちょっと前までは

「最後はハッピーエンドになるから大丈夫。ここも見ないと内容のつながりがわかんないよ?」とか

「こんなのも見れないんじゃこの先どうにもならんぞ」とか

「いろんなことがあるってことを知っておかないと・・」とか思ってたんですが、

まだ3歳だし‥

 

今後どうなっていくかはわからないけど、今は無理強いはやめようと思います。

ハッキリ拒否しているのにそれを聞き入れず、

「言ってもムダ」と思わせるのが一番避けたいことですしね‥‥

 

幸い、「怖いかもしれないからえほん読むのヤダ」とまではまだ行っていないので、

ここで止めるのがいいのかもしれない。

 

療育施設にも報告。今後は絵本の内容を気を付けることに

療育施設にも、電話で相談し、あまり怖がりそうな絵本は今後チョイスしないように配慮してもらえることになりました。(難しそうですが‥)

図書館で私が内容をしらない絵本を借りることもよくあったので、最近は借りる前に検閲しています(^^;

 

おわりに

2回目の記録はこんな感じで終了。

療育の内容自体も良いですが、色々な反応から普段の息子の行動の理由を改めて考える機会にもなるなあと感じています。

 

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

ではまた(^^)/

 

次の記事はこちら

療育の記録 その2 受給者証申請→契約&初回利用(個別療育1回目)

こんにちは、MADSUNです。

前回、施設見学&体験をして、通いたい施設が決定したので、

次の流れは受給者証申請→受給者証の交付が決まったら療育施設と契約し、

利用開始です。

 

毎回施設に入ったら手を洗ってから療育開始

前回の記事はこちら


診断→受給者証交付、療育利用までの流れはこちら

前回の体験を受け、契約意思を伝える。

電話にて契約意思を伝え、受給者証申請へ

他にも見学や体験をした施設があったので、契約するかどうか決断するのを

待ってもらっていました。

その時も全然無理に勧誘されることもなく、

「〇〇日に体験の予定が入っているので‥」

というと

「ではそれまではご案内した枠を空けておきますね!」

と快く待っていてくれて助かりました。

 

他の施設では

「実際にご契約、となるまで枠の確保はできない」

というところもあったので、施設の方針によるのかな。

 

そして、電話で是非契約したい旨を伝え、受給者証の申請に入ります。

 

受給者証の申請手順

受給者証は、私の場合、自治体の窓口に連絡し

(連絡先は発達相談で教えてもらえる)、

申請書に通う予定の療育施設と担当者の名前、

1週間のスケジュールなどを記入して申請すると

審査会を経て「月に〇日を上限とする」という形で発行されます。

 

この「月に〇日」が療育施設との取り決めや申請書の記入内容によって

決定されるわけです。

 

ちなみに、日数を増やすためには再申請が必要ですが、

減らす分には次の更新の際まで特に連絡しなくていい、というところが多いみたい。

「通ってみて少なかったから増やす」よりは、

「通ってみて多かったから減らす」方が受給者証の手続き自体の負担は少なさそうです。

 

申請→発行まで

申請から発行までは、数週間~1ヶ月ほどかかるようです。

ただ、自治体によっては申請後希望するとメール配信サービスなどで

受給者証の発行を待たずに「許可されてこの内容で発行される」という

情報をもらうことができ、そのメールをもとに契約&利用開始をできる場合もあります。

 

契約&初回利用

契約

息子の通う施設では、契約締結と初回利用が同時に行われました。

個別支援の間、通常は部屋の外で様子を見ていますが、その時間を

契約締結に充てる形です。

 

個別療育1回目

体験もあったので実質2回目でしょうか。まあ他の施設の体験などもあったので、

今回を1回目とすることにします。

①あいさつ

「これから〇〇のおべんきょうをはじめます」→ハナマル◎

②えほん

「トンネルをぬけると」だったかな?メモり忘れてしまった、不覚‥

③なかまわけ

乗り物や食べ物、飲み物など、色々なカードから同じカテゴリのものを選んで仲間分けする遊び。

④まっちんぐ

先生がものの名前を言い、言った通りのものを復唱する。

4つまで覚えることができたとのこと。

忘れた時は、「なんだっけ」→「もう1回教えて」と言うことができました。

⑤こうさく

色付きの厚紙でつくった傘にクレヨンでおえかき。

先生「これ飾っておいてもいい?」

息子「いいよー」

⑥どーなつやさん

どーなつのおもちゃとお店のカウンターっぽいシート?でやりとり遊び。

好きなドーナツを「2つまでね」「3つまでね」といったお約束をしっかり守って楽しく遊べたとのこと。

 

おわりに

「今回なんでこんなに記憶がないんだろ?」と思ったら私、

契約してて見てなかったんでした。笑

フィードバックはしてくれるものの、実際見てないとすぐ忘れちゃうなー。

やはり記録とっておくことは大事だな、と思いました。

 

ではまた(^^)/

療育の記録次の記事はこちら

療育の記録 その1 見学→体験。療育施設決定

ASD(アスペルガー)息子、療育施設を決定して通い始めました!

どんな訓練をしてもらったか、流れや息子の様子を記録していこうと思います。

施設検討中の体験

見学時にシートを記入

こちらの施設では、まずは施設見学、

(療育の様子は見られないので建物と内観だけを見る感じ)

その際に

・何に困っているか

・療育に何を求めるか

などを詳しくシートに記入しながら聞かれ、

後日その情報を元に個別療育の体験、という流れでした。

 

体験当日のメニュー

体験当日。本人と先生のみが部屋に入り、同行者は外のモニタールームで待機。

部屋の壁に大きなホワイトボードが設置されており、今日のやることが「①、②‥」と書いてあります。

1つ終わるごとに数字のところに花マルをつけてくれて嬉しい感じ。

 

①あいさつ

机の前の椅子に座って、姿勢を正してあいさつ。

しっかりできました。

好きなものを聞かれて、「おにぎりとバナナ」と答える息子。

 

②くみくみ

この日は「くみくみスロープ」というおもちゃを使って、先生と設計図を見ながら組み立てていき、できたすスロープに玉を転がして遊びます。

家ではいつも親のいうことを聞かずに好き放題やっちゃう息子ですが、

なんと先生の指示をきいて仲良く設計図通りに組むことができていました。

設計図にある部品を見つけて先生に渡すことまで!!

え、すごいじゃん。

かなり楽しかったらしく、もっと遊びたそうでしたが、先生の

「他にもやることあるからおしまいだよ」の声かけで素直に片づけ。

 

③かーど

友達とのやりとりを描いた絵カードで、

友達とおもちゃを共有している→自分の作品に使いたい部品を友達の作品からとっちゃった→ケンカに!

どうすればよかったかな??

というケーススタディ。

「誰も使っていない部品を使えばよかった」という答えに行きつくことができました。

 

④えほん

「どんなきもち?」をテーマに、「カラーモンスター」という絵本を読み聞かせながらいろんな気持ちのイメージを色に合わせて考えさせてくれました。

 

⑤げーむ

ゆらゆらゆれる土台に小さな積み木みたいなものを順番に乗せていき、崩れたらおしまいのゲーム。(勝ち負けを決めていたかは忘れました・・)

先生の番の時に、息子が「ここにする」と言いましたが(家でもよくあるケース)

「そっか、今は先生の番だから、ここにおくね。つぎ〇〇くんの番の時においてよ^^」と上手に返して、息子も納得。

そうか、そういう風に言えばいいのか‥

このやりとりはすごく参考になって、その後家でも使っています。

 

⑥うんどう

次は運動。部屋の真ん中に置いてあった机と椅子を端に移動させて、広い空間でいくつかの道具を並べて運動をします。

なんと自分から、先生の椅子も運んであげていました!!!むちゃくちゃ良い子になってる~!!!

 

終了後フィードバック

本人の様子とメニューの説明

毎回、療育終了後フィードバックの時間をとってくれます。

今回はずーっとメモしながら見ていたので、私の方でも把握していましたが、

「おっ」と思ったところも含めて丁寧に今日の本人の様子を報告してくれて、

メニューに取り入れたプログラムの意図なども説明してくれました。

今日のメニューは前回のシートに記入した内容から保護者の希望する「本人につけてほしい力」もとり入れつつ、こちらが思いついていなかったよさげな内容もあり、

これは本人にとってすごく良い効果が出るだろうなー!!と嬉しくなる、

大満足の結果でした。ありがたい。

 

気になった点など質問をして、体験終了

体験中気になった点とその回答としては、

・締め切った部屋での療育なので換気が心配

→ドアを開け放っての療育は本人や他のお友達の集中にも影響するし、どうしても閉めるが、1時間に5分は必ず換気している。部屋も広い。今までに教室でコロナが感染したことはない

・天井部分が隣の部屋とつながっていて、隣の声が多少聞こえるが子どもが気にすることがあるか?

→パニックになった子は今までにいないが、特性により音が気になる、などのことがあれば部屋を配慮する。

・先生が担当制ではないようだが、本人が初対面の先生だと怖がって嫌がる可能性がある。その場合の配慮はあるか?

→最初不安がるようであればあいさつの時など保護者と一緒に入り、様子を見てその後抜けてもらう方法もとれる。苦手な先生がいそうであれば、その子によっては先生を決めておくことも可能。

 

とのこと。

換気だけは少し不安が残りますが、

少人数で部屋もかなり広いので、まあ良い方かな‥と思いました。

 

個別と集団で通うことに決定!

個別の他に集団療育もお願いして、週2回通うことに決定!

息子は次の日も行きたいと騒ぎ、相当楽しかった様子。

良いところに巡りあえてよかったなあと思っています。

 

今後も、自分の備忘のためも込めて詳細を記録していきたいと思います。

一応施設に断った方がいいのかな‥?

 

ではまた(^^)/