明日の風を変えていけ〜兄妹母の育児日記~

5歳兄と3歳妹を育てる主婦の日々。兄は自閉症(アスペルガー症候群)診断済。

【長文】3歳8ヶ月息子、そろばん体験に行ってきました。いしど式ではなく88くんを選んだ理由

こんにちは。MADSUNです。

 

3歳8ヶ月息子、そろばん教室への入会を決めました。

2か所の体験レポ。

元々そろばんは絶対習わせたいと思っていた

数ある習い事の中ですが、そろばんは絶対習わせたいな~と思っています。

理由は大きくは2つ。

・指を使うので頭の回転がよくなる

・計算で苦労しないで済むと今後の人生が本当にラクだろうな、と思う

他にも色々脳開発だとか集中力だとかありますが、私がそろばんに魅力を感じる理由は上記の2つです。

 

しかし私はそろばん未経験なので、習ってみたかったなーと思うだけで‥

息子には数字への苦手意識などが芽生える前からやらせてあげたいな、と

思っているわけです。

 

息子の現在の状況

・3歳前後の頃にはいつの間にか1~10までふつうに言えるようになっていた

・お絵描きは好きだがひらがなや数字をかく練習はまだほとんどしていない。

 おけいこワークとかとりあえず見せてみたことはあれどまだあまり興味はない様子。

 

そんな息子が、数週間前から急に指を使って足し算をし始め、

しかも自分で問題つくって全問正解してるもんだから「これは‥!」と思い、

さらに数日前に突然お絵描きのよこに「1」をかいて「〇〇(名前)、1さい」、

もう1枚には「2」をかいて「△△、2さい」なんて言ってきたので、「今か!?」とばかりに体験を申し込んでみました。

 

数字は読めるけど書けない。早すぎる?

電話で問い合わせてみた

息子は読みは12くらいまでかんぺきですが、描けるのは1と2だけ。

「描く」という漢字を使ったように、まだ「ツールとしての数字として書く」というよりは「見た形をマネして描いてる」という感じ。

でも、指を使った足し算は、1+2や2+2どころか3+4、5+5など合計が10に収まればなんでもござれ。

指を使った計算はくせになると良くないときくし、一度問い合わせてみて、早すぎるようならまたしばらく間をおいてみようかな、と電話してみることにしました。

 

「体験で様子をみましょう」と言ってもらえた

まず問い合わせたのは、大手で有名で、「全国珠算連盟」にも所属している

「いしど式」(石戸珠算学園)のお教室。

「数字は読めるんですが、書くのは1と2を数日前に初めて書いたばかりなんです~」

と言うと、

「一度体験してみて、教室の先生にも見てもらって、早そうならまた後日改めてでも大丈夫ですよ」と言ってもらえたので、喜んで体験の予約をしました。

 

しかし・・・・・

 

いしど式体験当日。大量の小学生にやりたくない書き取り。息子はいやになった

時間まで教室には入れない。教室前のビル内廊下に並んで座る生徒達

当日になり、時間より少し前に教室前に行くと、なんと教室内はギリギリまで前のコマの授業をしているため入れず、教室の入り口前(ビル内の狭い廊下)の地べたに小学生が座って開始を待っていました。

 

その時点でベビーカーに娘を乗せて3歳の息子の手をひいた我々はかなり場違い感…

でも息子は、開始直前に出てきて挨拶をしてくれた先生に指でできる足し算を披露して嬉しそうでした。

 

時間になり入室。小学生の多い時間だったため騒がしい教室内

時間になり、続々と生徒が教室に入室します。

我々3人も順番どおり入ろうとしますが、そこは周りが元気な小学生たち‥

まごまご靴を脱ごうとしている間にスルスル抜かされ入り口をふさがれ、なかなか入れません。

この時点でもう帰りたい私。

 

席につき、最初の挨拶。ガチャガチャのまま授業開始

席につき、先生が前に立ち挨拶を促しますが、小学生たち騒いでて挨拶しない。

息子はきちんと気を付けの姿勢をして挨拶の準備。(偉すぎて今後の展開が不憫すぎて思い出しても涙が‥泣)

先生が、「今日一番小さな子が一番きちんとしてるよー!」と声をかける事態に・・

 

その後も色々ありましたが、全体としては生徒が多くて複数人いる先生も手が回らず、

椅子にぐでーっと寝転がって全く取り組んでいないのに50分のうち2,3回しか声をかけてもらっていない子がいたり、、、

自分である程度取り組める意欲と力がある子ならまだしも、とてもとても今の息子には無理だなと思いました。

 

書けないと事前に伝えていたのにひたすら数字の書き取りをさせられいやになる息子

息子の体験については、電話で「書けない」とはっきり伝えていたにも関わらず1~10までの数字の書き取りプリントを渡され、まだできないというと少し段階を落とした数字の練習プリントを出してきて、やりたくなさそうな反応をしてもそればっかりでそろばんはほぼ触らせてもらえませんでした。

 

体験だからもっとそろばんの実物見せたり触らせてくれたりとか、

意欲を引き出す工夫をしてほしかったけど、特になく、、、

 

途中で見かねて口を出したらやっとちょっとそろばんを触らせてくれましたが、

こまかく「そうじゃない」的な指摘をされてなんかこう‥最初は知らないに決まってるしまだ3歳なんだから否定するとかじゃなくてもっとやり方あるでしょ‥て思ってしまいました。

HPにあった大そろばんも全く出てこなかったし…

 

結果は惨敗。行ったことを後悔するレベル

そんなこんなでろくに取り組めないまま息子そっちのけで私への料金の説明が始まり(時間が限られているから仕方ないですが)、終始なんだかなあ、で終わり、、

 

家では「足し算ができる!」とたくさん褒められて楽しみに参加した息子がかわいそうな結果になってしまいました。

 

行かなきゃよかった…早すぎたか…。

でもHPにも3歳からの未就学児が楽しく学べるって書いてあったのにな。

体験だし、とにかく最初は大そろばんとか使って玉を動かしたり簡単な足し算とかさせて楽しそう!て気持ちにさせてほしかったなあ。

 

しょんぼりでした。

 

いしど式の体験でわかったこと

しかし今回の体験でわかったことは、

・息子にはまだ多人数指導は向かない

・いしど式は最低限数字が書けるようになってから

ということです。

個別や、せいぜい3、4人程度の少人数指導なら慣れればなんとか行けるかもかな。

数字は書けないなら書けるようになりたいという本人の強い意志が必要だね。

 

折れそうな気持を奮い立たせ88くんへ

時間を空けるかすぐに再チャレンジするか迷った

いしど式での体験で息子の中のそろばんのイメージが最悪になってしまったので、

次の手をどうするか迷いました。

 

気持ちが風化するのを待って家でも数字の書き取り練習してある程度かけるようになってから再チャレンジするか‥

めげずに間を開けず別の教室にも体験に行ってみるか‥

 

しかし、このまま嫌な思い出が心の中で定着してしまうのもな‥

どうにかごまかして他の教室にも連れて行ってみるか。

 

次に選んだのは「そろばん教室88くん」

「そろばん教室88くん」は、私は調べている中で初めて知ったお教室ですが、

こちらも年少さんから通える、をうたい文句にしています。

 

88くんでは、数字の読み書きから指導してくれるよう。

しかしここでまた先日のような地獄を味わったらもう完全に詰むと思ったので、

こちらも事前に電話で問い合わせてみました。

問い合わせは各教室ではなく、本部にするシステム。

 

ここでも「まずは体験を‥」と提案されましたが、

「でも実際体験に行って、また本人が嫌な思いをしてそろばん自体に拒否反応を示すようになったら困るので‥」とあちらからするとシラネーヨな相談をすると、丁寧に考えてくださり、体験先の教室にも申し送りをしておいてくれるとのこと。

 

大手の連盟には所属していないようですが、これもきいてみると「国際そろばん連盟」という最近できたばかりの連盟に所属しているとのこと。

 

もし今後息子がそろばん上達して大会とか出たがるようになったら‥

と少し心配になる気持ちもありますが、まずはそろばん好きになってくれたら御の字なので、体験を申し込みました。

 

体験当日。場所はショッピングモールの中。駐車券をもらえる

そして体験当日。88くんの教室はショッピングモールの中に入っていることが多く、

駐車場の無料券も教室で出してくれます。

 

ショッピングモールなのでガチャポンやゲームコーナー、おもちゃ屋さんなども目につくところにあるため、何も買わない遊ばせない場合は事前にお約束していくとよさそうです。

 

今回に関してはそろばんの負のイメージをなるべく意識させたくなかったため、

遊ぶところもあるお買い物とついでにそろばんって感じでごまかしながら連れて行き、

お教室の前にゲームコーナーでアンパンマンののりものに1度乗せてあげました。

機嫌は上々。これはいけるか‥!

 

いよいよ体験。やはり最初は拒否反応

そしてお約束の時間になり、お教室に入り席に座ると、

やはり先日のいしど式でのダメージは大きく、最初から席を立ち逃げようとする息子。

先生が出してくれたプリントもぐじゃぐじゃーっと謎の模様を描き逃走。

 

そんな息子を誘ったり叱ったりしながらとりあえず席に座らせ、先生にも協力してもらって少しずつ取り組めるように。

ちなみに1と2は書けていたはずなのに全然書けませんでした(+_+)

クレヨンならかけるけど鉛筆だとダメ、とかもあるのかもしれません。

先生に手伝ってもらいながら1~5までなぞりがきをすることに成功。

 

興味をひきそうなプリントや、大そろばんも出してもらって、、

ついに息子が興味を持ち始めました!!

 

大そろばんで計算練習。先生に手伝ってもらって全問正解!

大そろばんを使って玉の動かし方の超導入をしてもらい、

実際に練習問題をさせてくれました。

 

一緒に玉を動かして、「1+1は~、いくつになった?」「2!」みたいな感じで

ここは非常に平和にこなせて大変良かったです。

 

数字は1しか上手に書けなかったけど、先生は褒めてくれました。

 

そして4問の練習問題を全問正解!もう狂喜乱舞で褒めまくりました。

本人もご満悦です。

ヤッタネ!

ここで感動したのが、こんなに本当の最初の最初でもう引き算もやっていること。

そろばんの世界では常識なのかもしれませんが、小学校などではたしか最初に足し算でそのあと引き算じゃなかったでしたっけ??

 

引き算とは何かもなーんも知らない状態から、玉を動かすだけで勝手に答えが出てくる、

まさに「体で覚える」って感じでそろばん未経験の私はウオオッてなりました。笑

 

年少さんは人数が少ないらしく、うちにとって大変好都合。入会を決めました

88くんは、年少と年中の子が通う「入門コース」とそれ以上の「通常コース」がありますが、

息子の通う教室では「入門コース」が今全然人がおらず、ほぼ個別指導状態。

多人数では無理だろうと思っている我々にとって好都合すぎる。

 

息子も、最初かなり苦戦したものの、なんとか楽しめた様子。

驚いたのは、帰りの車の中で「今日何が楽しかった?」と聞いたら

「計算」と答えたこと。

アンパンマンののりもの乗ったりウルトラマンのソフビ買ったり

ケーキ食べたりもしたのに‥

(ちなみにモールはかなり空いており感染対策もがんばってます)

 

これは期待できるかも、と、入会を決めました。

 

ちなみに初回教材セットにそろばん本体も入っていますが、自前のものがある場合は5000円引きになるそうです。木製指定。

 

おわりに

息子は数字を書く練習や普通サイズのそろばんをちまちま弾くのはなかなか上手くできず、「もうおしまーい!」と何度かやめたがっていましたが、大そろばんを触らせてもらって玉を動かして計算を正解したのは嬉しかった様子。

 

数字を書く練習はあんまり好きじゃなさそうなので不安も残りますが、そこはまあ3歳なんてそんなもんだよね、と軽いノリで始めちゃおうと思います。

数字そのものを書く前段階の、くねくねやカクカクの線を描く練習プリントもあるみたいで、そこそこ楽しくやれそうな気はします。

 

最初は親同伴もOKみたいなので、慣れるまでは一緒にがんばろうと思います。

 

あとは実際に通い始めてみないとわからないかな。

 

なんとか好きになってくれて計算で苦労しない人生の土台づくりができますように!!

 

むちゃくちゃ長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

ではまた(^^)/