こんにちは。MADSUNです。
行動が気になっていた息子、正式に診断がつきました!
3歳児までの健診では全く問題なし。きっかけはプレ幼稚園での挙動
元々息子が初めての子ではありましたが、従姉兄もいるし
子育て情報などはよく見ていたので、
そんなに気にするような発達上の課題があるようには思っていませんでした。
健診でも全く問題なく、よく言われる赤ちゃん時代の
・目が合わない
・呼んでも振り向かない
なども全くありませんでした。よく目も合うしよく笑う。
やりとりもむしろ言葉が早かったため、かなり会話も成立する。
しかしプレ幼稚園で集団行動のヤバさが気になり、
ネットのチェックリストなども見てみましたが、特にあてはまるものはなし。
それでもやっぱり気になるので一度専門家に診てもらってみようかな、と思い立ち、
市の発達センターに相談してみることにしました。
プレ幼稚園でのヤバさはこちら
発達相談から診断への流れ
私がとった方法は、
①市のこども発達相談センターに電話
②相談員の方と面談
③検査と医師診察の予約
④診断
とう流れ。
どれもかなり予約が入っていて、元々各予約をとるためには1ヶ月以上待つ必要がありました。
①電話相談(11月初旬)
11月に最初の相談の電話をして、気になることをきかれ、相談員さんとの面会を予約。
11月最初に電話をして、12月末頃の面会予約になりました。
②相談員さんとの面会(12月末)
息子と一緒に相談員さんと面会。
2人で対応してくれて、そのうち1人の方が私に今までの生育状況などを聞き取りしている間、もう一方が息子と娘と遊びながら息子の行動傾向を見てくれました。
結果、何かしらの特性はもっていそうとのこと。次回詳しい検査をしてもらうことに。
この時、「医師の診察も希望されますか?」ときかれ、希望しました。
次回の予約は
・心理士による詳しい発達検査
・検査結果の説明と医師の診察
の予約を別々に。
発達検査の結果が出るのを待ってからの医師診察になるため、検査と結果説明&医師診察の間には2週間程度空ける必要があります。
③心理士による詳しい発達検査(K式発達検査)(3月初旬)
12月末時点の予約で2月の日程をおさえてもらっていたのですが、
コロナ第5波あたりのピークだったので延期を選択し、3月に。
結局ピークおさまらなかったけどね…
この日は相談員さん1人で対応。
私が発達検査シートに記入している間、相談員さんが本人に遊びと称していろんな検査をしてくれていました。おえかき、積み木遊び、マグネット貼りなど。
検査結果と医師診断
④発達検査結果の説明、医師による診察(3月下旬)
検査結果の説明
検査結果はその日のその瞬間を切り取ったものなので参考程度にしかならないですよ、との前置きはありつつ‥
・運動面は4歳くらい相当
・形の認識や構成(折り紙や小さな積み木で見本と同じものをつくるなど)が低く2歳10ヶ月相当
・言語、数字などが高く5歳前後相当
との結果でした。
但し、折り紙や積み木(のような小さい四角いもの)は家でほとんどやっていないからそのせいもあるようです。
色々な項目を見ても、やはり家でよくやっているものは高く、やっていないものは低く、という感じに出ていました。
そこで質問すると、「まあその通りでしょう。検査日の検査項目だけで切り取った結果ですから」とのこと。
口頭説明だけで、書類などはもらえなかったので、わかったのはこの程度。
積み木や折り紙については、「真似する気がない」のだと思っていたのですが、
「それもあるが苦手で思うようにできないからやりたがらない」のもあるようだとのこと。これは新たな見解でした。
この検査結果を元にして医師診断に移ります。
医師による診断
医師による診断結果は自閉症スペクトラム(障害)。
知的発達に遅れは見られないので、療育現場?などではアスペルガー症候群とも呼ばれるとのこと。
(障害)とカッコになっているのは、まだ3歳なのであくまで傾向であり、
まだ社会生活を始めていないし、これから育っていくにつれてどうころぶかわからないという意味で、
本人の生活に支障がでるようなら「障害」とつける、という考え方のようです。
こちらの関わり方や整える環境がかなり影響すると思われます。
「検査でもハッキリ出てます!」
「ヒトよりモノなのでおもちゃに向かって一直線で行く道上にいた子や物にぶつかったりすることが考えられ、その場合ADHDと思われることもあるかもしれませんが違います、この子は自閉症です」
と言われました(笑)
わかりやすい説明。良い先生なんだろうな。
そんなにハッキリ出てるなら診断書とか、障害者手帳?てやつをもらえるのかな?と思ってきいてみると、
先生の口ぶりからするに、明らかに自閉症の診断だけれど障害者手帳などは知的の遅延もありの場合しかもらえないのでとても無理とのこと。診断書も同じ。
つまり、診断はハッキリついたけれど口頭のみ、ということになりました。
(今後のために、「診断はついたってことでいいんですよね?」と何度も確認した)
ちなみにその時先生から強く勧められた本。イラストでとってもわかりやすいから是非読んで!と言われてさっそく次のお買い物マラソンでポチりました。
今後どうしていくか。診断書がなくても療育は使える?
医師診断の中で、「診断はついたが証明書はない」とのことをきいて私が最初に気になったのは、
「えっ?じゃあ本人が社会生活になじむための訓練施設とか使えないの??」
という点でした。(この時点では知らなかったけれど「療育施設」といいます)
そこですかさず
「今後本人が生きていきやすいように集団行動の練習の場などがあれば通わせたいんですけど」
ときいたところ、
「そのような通所施設に通わせるのはもちろん可能。その場合通う場所が決まったら受給者証がもらえる」
とのことでした。
それに伴って必要な申請書類を用意する際、医師の意見書という形で入れてくれるそうです。
相談員さんから市の療育施設一覧を教えてもらい、何か所か見学に行くことに
そこで「幼稚園ももう始まっちゃうし平日動ける早い方がいい!」と、
さっそく療育施設の検討を始めることにしました。
療育自体が本人へのストレスになったらしょーもないので、まずは何か所か見学・体験して、通うところを決めることにします。
相談員さんに相談すると、「施設によってやっている内容が全然違うので、息子さんに合った内容をやっているところに見学に行ってみてから決めることをオススメします」とのこと。
息子には、
・ソーシャルスキル
・小集団
の訓練がいいとのご意見もいただきました。
見学・体験レポはまた後日。
おわりに
息子は1年間でかなり成長していた
しかし息子ですが、実はこの頃にはかなりプレで鍛えられておりました。
コロナ禍でプレ幼稚園に途中から親が同席できなくなり、玄関先でこどもだけ預ける形式になっていたため、全く様子は見えなかったのですが、、
ステージ上でこどもだけで行われる生活発表会を見ると、
ちゃんと整列して入場してる!
きちんと椅子に座って順番待ってる!お返事も完璧!
先生がマイクで出した指示ちゃんときいてその通りにしてる!!
ダンスの出し物もふつうにみんなと一緒に踊ってる!
なんなら他のお友達が倒しちゃった大道具なおしてあげてる!!!
何の問題もないやん!!!むしろかなりできてる方!!!
という意外すぎるサプライズをいただきまして。
迷わずに発達相談行ってよかった
発達相談、「もう少し様子見よ~」って先延ばしにしてたら、「なんだ問題ないじゃん!!」ってなって行かなかったかも…
そうすると、必要な支援にも気づかず適切な時期に何もせず、一番怖い二次障害を産んでいたかもしれない。
本当に、あのタイミングで行ってよかったな。
今思えば、テレビや幼稚園の先生などのダンスを見ても全然マネしなかったので、
それだけは傾向として出ていたのかも‥。
きっと、診断がついていない子の中にも検査すれば出る、という子がけっこういるんだろうと思います。
うちのように、ネット上のセルフチェックに全然当てはまらなくても、、、
気になるところがあれば一度は検査に行ってみるといいんじゃないかな。
それで何もなければそれはそれでいいし。
ただし、本人に「あんたヤバイから検査してもらおうね」とかは間違ってもいわないでくださいね(^^;
うちは「遊んでくれるところにいこ~♪」「どんな遊びがあるかな~?」「一緒に遊んでくれる人が遊び方教えてくれるからね!」
なーんて感じで連れて行きました。
今後の息子の人生が幸福なものであるように、がんばっていきたいと思います!
ではまた(^^)/